「緋の砂」(「vertical infinity」から)

緋の砂聴きました。
歌い出しを耳にしたときは、また鼻にかかったような声が!と一瞬引きかけたけど、それに続くものの様子があまりにもおかしいので、へっ!?!?とその意外さに笑わずにはいられなかった。…これ、T.M.Rのアルバム曲なんだよね…!?おかしいって、おかしいって、これ、いや、声は西川くんだけどさ、べ、別物だよ…。
曲に対しては失礼かもしれないし、西川くんに対しても自分の気持ちを押し付けすぎで偉そうだけど、今回、曲の好き好きはとりあえず置いておいて、今までのと違うものが来た時点で合格点つけて誉めたかったんだな。合格点なんて言い方はおかしいけど、2年半の時を経て今までとは違うものを耳にできたことが、ただ感無量。友達にウォークマンで聴かせてもらったんだけど、1番を聴き終わった時点でいつもと違うのはわかりすぎたので、ワナワナしちゃって最後まで聴いてるのがもどかしいくらい。
いやー…、西川くんが歌えばどんな曲だってTMさんの曲になると思ってたけど、案外そうでもないものだねぇー。あまりに印象が違うから、TMさん名義でいいんだろうか!?と、うろたえも。けど何度か聴いてるうちに浅倉さんが見えてくる気がしてくるね。すごく微妙なラインだけど、ギリギリやっぱりTMさんかな。いい意味で。
これは作詞も西川くんなんだよね。聞き取りやすいし、抽象的過ぎなくてわかりやすい。
沢山の曲の中から西川くんの作詞したものを選べって言われたら選び出せる自信があるわけじゃないけど、この詞は西川くんらしいなぁ。よく聴く単語が多そうなのは井上さんの影響を受けているのかなのかわからないけど、キレイめな言葉選びと、せつなげ歌詞。西川くんかわいいな(笑)。こういう詞が西川くんから出てきてるのかというのが新鮮。ところどころの歌詞をうっかり自分と重ねてしまったりも。オールナイトでくだらない事言ってる人と同一人物とは(笑)。最初の部分の歌い方が引っかかったって書いたけど、それ以外は歌詞とリンクした声の感じも歌い方も好きー。いいね。
ライブで聴くのも想像つかないなー。西川くんの曲は、めっきりライブで聴くのを想定してCD音源なりを聴くようになったけど、これは自分の部屋で聴いてる感じでね(笑)。歌ってるのは想像つく気がするけど、自分がどういう風に聴いてるのか想像がつかない。というか、ツアー自体は一体どうなるのかと(笑)
しかし、リアルタイムで聴けなかったのが改めて悔やまれる…。
周りの感想を目にするのを避けて避けていたとはいえ、リアルタイムでいきなり聴かされちゃうのとは違ってそれなりに構えて聴いちゃうからね。もっと衝撃受けられたはずなのにそれが体験できず残念(笑)
*
ただ…、これが2年半前に聴けていればどうだっただろう。
orbitが出て、ベスト盤が出て、ツアーやって、サマクラやって、、、の流れだったとしたら、もっと自然だった気がするし、自分もすんなり行ってたと思う。けど、そうするとガンダム絡みは全てなかったことになるし、アメリカでのライブやスパイダーマン絡みもなかったことになるのかもしれない。私や私と似た考えの人は喜んでいただろうけど、アニメ絡みの返り咲き(???)は無かっただろうし、コアなファンで細々と行っていたのかもしれない。
西川くんには大きい事やって欲しいから、あの時の選択が結果的にアメリカででの展開につながったりしたことは、嬉しいし良かったと思う。2年半も経っちゃったけど、意味のある迂回をして、やっとここへ戻ってきた感じになるのかな。西川くんは二兎追って二兎目に手をかけてるのかな。
ただこの2年半は短いようで結構長くて、沢山の人の気持ちが変わってる。この2年半を持ちこたえられなかった人は結構いるし、私もあの時と同じ受け止め方はできないかもしれない。純粋に二兎得る事は本当に難しくて、当時の二兎目はもういなくなってるかもしれないね。だけど、それよりも大きなものが得られますように。
とりあえず、新生T.M.R.の船出を祝して乾杯~。

スポンサーリンク
スポンサーリンク