別注カドカワ 総力特集 西川貴教

厚さ1.5cm、約250ページ、丸ごと西川貴教。
手にとって頭っからページをバラバラバラッとめくってみると、(最後がちょっと違うとはいえ)ホント丸ごと。当然文字の量も半端ないのだけど、興味深い内容と読みやすい構成や編集で苦なく(?)読み進められるので、のんびり読めばいいやと思っていたのに黙々と一気に読んでしまいました。
今まで書籍類はいくつも出ていたけれど、これほどのものは無かったなぁ。カッコ付け気味の写真が多いとかでもなく、主観ばかりでもなく、雑談がダラダラと文字になっているわけでもなく、いろんな要素が満載で充実。友人・スタッフ・関係者…、非常に沢山の方々からのコメント等、“西川くん発”じゃない部分が豊富なのも広がりがあって面白い。
やー、逆にね、充実しすぎていると“ここまでできるなら、もっといけるんじゃ”と欲がでてしまうんだという、非常に贅沢なことに気付いちゃうくらい。
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感想書いていたら取り留めなくなって、行って帰ってきてまた行って…とワケわからなくなってきてしまった。。。以下、微妙に偏った感想だけとりあえず送信。コンテンツ豊富だからあれこれ感想は書きたいんだけど、何せ膨大なので追々。。
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今年に入ってから、音楽誌では10年振り返ったりすることが多かったじゃないですか。で、過去を語られて逆に肩を落とすことも多かったので(笑)、この文字ビッシリのカドカワも途中で読むのが嫌になる可能性もあったはず。だけど、そういうの、なかったなー。さすがにB☆E☆S☆T辺りは胸騒ぎがしたけれど、96年からの流れをザーッと読んでいる中で、あの頃の葛藤や選択もある意味納得できるような気持ちにもなり。や、納得は出来ないけれど、西川くんのT.M.R.との付き合い方が明確になったことは西川くんにとっても、続・T.M.R.にとっても良かったなとか。
ともあれ、その辺りを読みながら涙出そうに…(笑。西川くんに感情移入とかではなく、島流しにあったような気分だった当時の自分と、今これを読めている自分に。島流され組がいたことも承知だったというのだけは救い(笑)でありつつ、あのツアーを楽しんだ者としては、自分の希望の選択肢が選ばれなかったことを残念に思い出し。
この選択を、“”次に期待してますよー”っていう人たちら”に、「オマエの判断間違っていなかったよ」と言わせられるように、とのことだけど、まさにその“ら”として、、それは、どうかな。
新たな展開もあり、新たについたファンもいるし、今こうやって活動できているのだから間違ってはいなかっただろうけれど、実際あのタイミングで去ったファンもいる。ただ西川くんも言っているように、全員を納得させるのは無理。結局、間違いも間違いじゃないも、どちらかにしか行けなかったのだから。
…昔、「if もしも」ってシリーズがあったのを思い出した(笑。タラレバを言っても仕方ないけれど、やっぱり“もう一方”も見たかったよね。興味あるなー。ま、その辺はこれからのお楽しみで。
っと、久々(?)にウダウダモードのようになってしまいましたが、
結果こうして賑やかに“T.M.Revolutionの10周年”が迎えられていることは嬉しいし喜ばしいし凄いなと思います。西川くんの頑張りと資質の賜物。西川くんよく頑張った!(って何様/笑)。この間の滋賀ライブの時にも感じたけれど、爽快で清々しい。おめでとうございます。
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しかし、改めてすごいボリューム。
まさかこんなものを作っていたなんて。1100円とはお値打ち。
西川くんだけじゃなく、関わった角川の方達は大変だっただろうなぁぁぁ。
関係者からのコメント部分だけとっても、全部それぞれの事務所なりに企画の説明から何やらの調整、、、膨大だ。
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“総力特集 西川貴教”を読んで、何で自分はファンなんだろうなーなんて改めて。
歌だけじゃなくいろいろ見聞きしてきて“西川貴教”っていう人に惹かれている、と思ってはいるのだけど、言動は全然全肯定できなくて(笑)、やっぱ歌(ライブ)だけでいっかとも。そんな人間くさかったり合わない感じもひっくるめてこっちの波を揺さぶってくるのがタチ悪い(笑。罪なヤツだのー。
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当時の背景を読みながら「billion」を聴いて。
9年ファンやっていて、浮いたり沈んだりする感情の中にその時どきの西川くんの曲が染み込んでる。オリジナル音源を聴くと、ホントいろいろ思い出す。
CD音源よりもライブを重視するのはわかるけれど、CDに入っている歌声にも十分魅力と思い出が詰まってる。あんま邪険にしてくださんなよ~(笑。
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余談)「別注カドカワ」への道。
会社帰りの小さめな本屋に3冊くらい普通に置いてあったので、この分ならどこでも手に入りそうだな~と自宅近くの5%引きで買える本屋で買うことに。しかしどうにも見あたらず、店員さんに「入荷はしてるんですけどね…(カラの平積みスペースを指さしながら)ここにあったのかな…」と言われ慌てて別の本屋に。行ってみると「予約分でいっぱいですね~」と言われ、こりゃ会社の近くで買っておけばよかったかもと思いながらもう一軒…。お、あった~!おそらく平積みで2山あったと思われるスペースに残り2冊。ギリギリ。カドカワとDEFROCKのコラボTシャツより入手困難なのではと思わされた始末(笑。
ちなみにコラボTシャツは食指が動かなかったのでスルー。
a.b.s.の財布は買っちゃったけどね(笑。

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