思い出しあれこれ。
この公演情報が出た時、浅倉さんと西川さんの名前の並びにザワついた。私が行っていいものか?と思いつつ、やっぱり気になりチケットをギリギリに譲ってもらい参加してきた(うっかりturboの先行開始を見逃していて、いざ探したらなかなか見つけられず諦めるところだった…!)。
前半。自分は小室さんや浅倉さんを経由していないただの西川ファンだけど、2人の作る音色に懐かしさや古い記憶を呼び起こされる感覚。
たしかに、西川さんの曲をあれだけ聴いてきたのだから、それらの原点である2人の音楽は、知らぬ間に身体に染み付いていて何の不思議でもないのだなと。
2人を深く知らないので勝手なイメージでしかないけれど(異論は認める)、2人とも音楽好きが高じた天才肌の人たちで、裏も表もなく、何か問題があったとしても、ただの天然ゆえなのではないかと感じさせられる。
音楽を生業にこの歳まで続けてきた2人の作る空間に尊さのようなものも感じ、かつてアンチ〜を名乗っていたことを若干苦々しくも思う。まぁ、音楽性と西川のあれこれとは別物ではあるけれど。
で、そんな2人の世界観は、そもそも西川さんとは相いれないものだったはず。というところで、この雰囲気のなか、どうコラボするのだろうか……という思いに。
しかし、あの、イントロの3音。
これかー………!…………!
前の人も膝から崩れかけていたけど、うぉほ〜………
この曲(Meteor)を、いろいろあって何もなかった時期を経たこの2025年の今、浅倉さんと(小室さんと)演るのかと。
私は何も知らないので、二人がどういう心持ちなのかは勝手に想像するしかないのだけど、どういう感じ、なのだろうか。
からの、INVOKE。こ、れ、ね〜。
いや、自分の中でのターニングポイントというか、もろもろの、根源(笑。そして、西川さんとしても、ターニングポイントであっただろう曲。良かったのか悪かったのか、今となっては何が正しかったのかわからないけど、勝てば官軍ということ、か?(?)。
そのINVOKEを、浅倉さんと、の、この絵面。貴重とか感慨深いとか、そういう言葉じゃないんだよな、、、。どういう状況なんだこれは、という(笑。
贅沢かと言えば贅沢で、ここのライブハウスでいいの!?という感じもし、でも大きいところもまた違うなという、このPANDORAさんのここでしか起こり得なかったかもしれない、奇跡的な。
合間のMCは、俗っぽい西川さんの投入で、前半とは打って変わった雰囲気に。
西川さんは最初こそ恐縮した感じだったけれど、小室さんはゆるっとした調子だし、浅倉さんのところにはそもそもマイクがなく、西川さんがマイクを任されているような状況。小室さんや浅倉さんをイジったりアンティノス時代の話で毒づいたりしながらも、あんなにステージで頭下げまくる人見ることないんじゃってくらい常時腰は低い。
2人にバランスよく話を振ったり、浅倉さんに対してこちらに空白の時間を感じさせないようなラフな話の振り方をしたりしていたのが、気を使っているのだろうなと感じさせられた。
ただの西川ファンなのでBEYOND THE TIMEは通っていないのだけど、BEYOND THE TIMEからFREEDOMの流れ。
SEEDの映画化の主題歌が浅倉さんじゃなく小室さんだと知った時は、なんで浅倉さんじゃないのかと大いに戸惑ったけれど、その曲を浅倉さんとともに。
私の位置から見える表情や仕草はそれほど鮮明ではなかったけれど、浅倉さんはMCでの西川さんのフリにも笑顔だったし、歌う姿にも手拍子を促したりと穏やかな様子に見えて、なんだか安心した。この日を境に何か変わったりするかはわからないけれど。
20年前、orbitからのINVOKEの衝撃に始まり、FREEDOMのショックからのPANDORAでの大団円感。長すぎる年月と気持ちの歪みがここで昇華させられるとは。いや、消化はできていない気もするけれど、こんなオチが待っているとは思いもしなかった。
これでよかった、のか…?(笑。
余談。
入場して、この文字の並び見ただけで、おぉ……となったよね。。。