イヤカン東京2日目夜公演終了ー!

昼であの声に免疫ができたのか、2階後方ゆえ聞こえ方が違ったからなのか、声の悪さはそれほど気にならず凛々しいライブを見せてくれたと思います。
それでも、ところどころ歌えていなかったり、話す声が掠れたり、喉から血が出るんじゃないかと思うような声だったり、全然万全ではなかったけれど。頻繁に水分を口にしていたり、かなり客側に振っていたりでどうにか乗り切ったという感じ。繊細な表現まで行き届いていなくて、でも、精一杯のフェイクやシャウトを入れて、プロを保っている感じだったかな。これから大阪~男限定ライブ~紅白と続くけど、大丈夫なんだろうか…。ファン的にはライブが大事ではあるけれど、やっぱり紅白は完璧な状態で望んで欲しいので、ほんと、どれか休んでもいいよと思う気持ちが出てきてしまったり。…ぶっちゃけ、昼公演は聴けるものじゃなかったと思う。あれだったら延期なり中止なりしてもよかったんじゃないかとも。
*
で、昨日の涙の理由はこれだったのかな…。
不謹慎ながら、理由がわかったことにはちょっとホッとしてしまった。
2回目のアンコールで歌の前に変な間を開けながら「んー、あー、えーっと…」…と。
ほんのりフライデー絡みの話かと思わされつつも(…。)、「湿っぽい話じゃないんですよ」とか、ちょっと語尾を上げるような、無理に明るい声を出しているようなカラ元気に気持ちがザワついた。この感じ、デジャヴというか…。ツアーでの名古屋公演を思い出した。
そして、「本当はこういう所で言うべきじゃないと思うんですが、ファンクラブイベントだし、言わせてください」と前置きをし、ずっと自分のライブを一緒に作ってきた照明の池田さんという方が先週の金曜日に亡くなったと告げられた。
「ツアーを作ってるスタッフの中でも、“この人は!”って思える人の1人で」
「ちょうど今日、札幌で葬式やってます!でも、俺、行けねぇんで!」
「歌うことしかできないから、申し訳ないけど、巻き添え食ってくれないかな!」
「できるだけ派手に送りたいと思います」
「池田さん、絶対聴いててくれると思うから!」
「届けー!!!!!!!」
…予想していなかった報告。
大切な人を失った辛さ、痛いほど伝わってきて、自分の事のように辛い。オールナイト最終回の時のような、胸を詰まらせ喉から搾り出すような精一杯の声。もうたまらないな…。
声の調子が悪い中でのラスト、ネタバレしちゃうけど、日替わりのCHASE THE THRILL。出来るだけ派手に、の通り、精一杯の魂の歌を、天を指差して。
絶望感や虚無感に襲われて、本当はライブどころじゃないんじゃないかな。。
ドリンクを飲み、しばらく後ろを向いたまま。コップの水を自分の顔にかける仕草が見えた。
「私的な事に付きあわせてごめんな」
「でも、俺ら、ファンとステージに立っているミュージシャンっていうんじゃなく」
「他人事じゃなく、仲間じゃん?」
「僕は、これが大好きなので。これからも大事にします」
「お前らも同じ気持ちでいてくれよ!」
仲間。
オールナイトの最終回でも出たキーワードだけど、遠いけど近く思えて、でも遠いけど、それでも近い、T.M.R.ならではのこの関係はかけがえがなく。最後に言葉を探しながら、大切だと言ってくれたのがホントうれしかったよ。
最後、口元に手を持っていき、いつも以上に強いライトに照らされたステージにキスをおいて去っていきました。歌声は完璧ではなかったけれど、西川くんらしさが溢れた、いいファンクラブライブでした。
みんなの声と西川くんの魂の歌声と気持ち、届きますように。これからも、西川くんのライブを見守ってくれますように。

スポンサーリンク
スポンサーリンク