「UNDER:COVER」雑記

西川貴教的T.M.R.であり、T.M.R的西川貴教なアルバム。
普通のアルバムは1曲1曲が独立しているけれど、
これはまんまライブという感じで、全曲通して1作品、だなぁ。
それに、普通のベスト盤だと時間軸がバラバラになるのに対し、
全部録り直しているから歌自体の時間軸が同じになっているのも、通して1作品というのを強くしているようで。
ライブを知っているファンは「あぁ、これだよねぇ~」と思い、
ライブを知らないファンは「ライブだとこうなんだ?!」と戸惑うかも、ね。
それぞれが違う意味で楽しめるかもしれないけれど、
あまりに西川色が濃い気がして(笑)、“西川貴教”のファンが楽しいアルバムな気がして。
…なんだろ、
なんか悔しいというかもったいないというか…。
今のT.M.さんはこんなですよ~って、ライブを知らない普通の人にも是非聴いてみて欲しい。理解してファンになってくれとは言わないけれど、知って欲しいなぁと思う。
日常的にランキングや枚数をチェックする癖のある妹に、あんまり売れてない?といわれ、
そうだねぇ、CMもやってないし、初回版はファン以外には邪魔な気がするし、500円高いし、
通常盤も手にとり辛いし、(レコード会社的には)ファンが買えばいいって感じなのかねぇと返した。
妹は、セルフカバーベストと言われても、西川くんのこのアルバムがどういうものなのかピンと来てなかったみたい。他の人のセルフカバーがどんなかちょっとわからないけど、ここまでアレンジ変えたりはしていないだろうから(だよね?)、単なる録り直しとかよくあるリミックス盤やベスト盤くらいの感覚なんだと思う。こんなことする人があまりいないだけに、このコンセプト(???)の面白さが伝わっていないだろうなー。
って、そもそもこういうアルバムができてしまったのも、T.M.R.と西川さんの間に開きができてしまったからであって、普通のアーティストじゃあまり無い状況だもんね…(笑。

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