oricon style(2005年12月12日号)

BUCK-TICKさんのトリビュート盤参加にまつわるアレコレ。
スケジュール的にはキツキツだったけどBMGさんがあらゆる問題をクリアしてくださったので…というくだりは、何度か西川くんも言っていたしありがたい話だなと思って軽く読み進めたのだけど、自分がトリビュート用の曲を選ぶ頃には他のアーティストの方々は納品済み、でも自分がやりたかった「ドレス」はまだ手付かずでよかった、…なんていう裏側を面白く読んだあとに書かれていた、曲選びの背景。この曲を選んだ理由が思いも寄らぬところだったので、ちょっと感傷的になってしまった。
この曲がリリースされた93年は自分のバンドを解散させた年でもあり、その先の見えない状態で誘われたBUCK-TICKさんのライブ。自分の置かれている状況との対極ぶりは、羨ましいとかそういう次元ではなく…と。この曲を選んだ理由が、そのころの自分に対するオトシマエ、というところから来ていたなんて。BUCK-TICKさんのファンの人にはどうでもいい話かもしれないけれど、西川ファンとしてはそんなエピソードを聞くと、この曲を聴く姿勢もちょっと変わるね。
なんか、、、ちょうど2002年頃に「昔の自分が今の自分を見て、かっこいいと思うか」とよく言っていたのを思い出した。a.b.sがこの先どう展開されていくのかまだわからないけれど、T.M.R.を10年も続け、a.b.sも動き出し(?)、このタイミングでこのトリビュートの参加させてもらえてるのってちょっとイイなぁ。
…っていうか、a.b.sはNANAトリビュートやBUCK-TICKトリビュートやCDでーたサマサマなのだけど、むしろこれらがなかったら何も出ていないのかと思うとギョッとする。この先どうなるんだろうか…。

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