■市川市文化会館
また明日の仕事中、この二日間を思い返すことになりそう。
おまえがな!と何度も思ったり、腑に落ちなかったり、悔しかったり、イライラしたりで、
あんなに睨み付けるように群情聴いたことあったっけ?な。
アンコール、聴かずに帰ろうかとすら。
でもなんか、この二日間の落とし前的のようで、あまりの力ずくなやりかたに笑えてきたりもし、
とことん食らい付いていったよ。自分、アツイよ…。笑。
ふぅぅぅ。
*……・・・・・・・・・・・・……*
客席のファンに向かって「お客様」と言ったこと。
客席にいる大半は、「お客様」だなんて意識で来ている人たちではないだろう。
それゆえにこの言葉に皮肉を感じ、この言葉に何らかのショックを受ける。
当然、西川くんもこういう反応になるのをわかって言っているわけだ。
西川くんの皮肉に出てくるようなお客さん扱いを本当にするなら、
こんな暴言吐かないで波風立てずにやり過ごせばいいわけで、
あえてこんなやり方をするのを、西川くんの誠実さという言い方をする人もいる。
西川くんも、自分で"真っ直ぐ、正直に"を繰り返す。
誠実かどうかはわからない。(以下、失言ぽいので恐る恐る)
西川さんは「お客様」なんて下手(したて)に出たような言い方をしたけれど、
当然全然下手ではなく、お前らやって欲しいんだろ?が前提だ。
コールが足りないなら、アンコールで声を出したくなるほどのライブじゃなかったのかもしれないということには
ならないんだろう、か。本人は毎回毎回手を抜いていないということになるんだろうけど。
市川初日のライブは、大きな感動やインパクトはなかったけれど、
自分はこの人のライブの空間が好きなんだなぁと感じていたライブだった。
この言い方はよくないかもしれないけれど、標準的な盛り上がりをしたライブの印象だった。
群情での手拍子が即起こったのは神奈川参加者が相当いたことの現れだと思うし、
本人が「全部が一体となった生き物みたい」とも言っていたように、
関東らしい安心感のあるものだったと思う。ただ、それゆえに刺激も少なかったんだよね。
…お互いに?
一回目のアンコール。
ステージに戻ってきた足取りと、サポメン同士の耳打ちを見て、引っ込むのはわかった。
ステージを去り、周りはコールを始める。みんなのタイミングを合わせるように照明も強弱をつけて点灯させてる。
アンコール前の暗転した時間すら惜しい、早く出てきて欲しいと思うライブがある。
今回の市川はどうだったかと言われると、チケット代に見合う分楽しんだけれど、
逆にいえばチケット代に見合う程度楽しんだということかも。
アンコールだって当然出てくると思った。いくら西川くんが“アンコールはあって当然なものじゃない”と言ったって、
このくらいだったらいつも(というか、ここ数年は)当然出てきてたから。
・・・って書きながら、この話題って何度ループしているんだろうと自分でおかしくなってきた。
けど、とりあえず続行。
アンコールは、西川くんの言い分に沿うなら、座ってる座ってないに関わらずコールなり手拍子なりをした人に見る権利があるものだ…と思う。
そういう流れが染み付いているから、座ってゆっくりしていて西川くんが出てきたら立ち上がってワーッ!
っていうのはやりたくない。と言いつつ昨日の自分はと言うと、自分の体調や気持ちのまま、
取り立てて必死にやっていたわけでもなく、西川くんが求めたものには近くなかったと自分で思う。
だから、図星だった事を恥ずかしくも悔しくも思い、でも西川くんだっていつも出てきたじゃん!
と逆ギレな感情もあって、なんだかどうにもこうにも気持ちが混乱してしまって泣きそうになってしまった(図星でキレて泣くなんてタチ悪い子供のようだ)。
そういわれてまで自分は見る権利ないんじゃと思って、会場から出てしまいたいとも思った。
(けど、最後まで見届けたいと思うのはやっぱりファンの性(さが)で、まぁ、自分はこの時点で負けなんだけど。
負けというか、結局は本人の手の上で転がされてるというオチなんだけどサ。)
2階席で表情までははっきりわからないけれど、ステージに戻ってきた西川くんのテンションが高くないことはわかる。
すぐにギターを抱え、くだけたMCをするでもなく、群情。
曲を聴く気分にもなれず、微動だにせず睨みつけるようにステージを見る。
いつものラフな鼻歌のような群情の姿はない。こんなトゲトゲした群情聴いた事無いし、
こんな聴き方したこともない。そんな中、神奈川2Daysと市川1日目に続き起こる手拍子。
他の人たちがどういう気持ちで手拍子をしていたのかはわからないけど、
神奈川の暖かいイメージだったあの手拍子をここでこのタイミングでする気分にはなれず、
睨みつけたまま気も身体も重く、もうなんだか泣けてきてね。“
歌い終わったらいつも通り「Thank you」とか言うんだろうな。
こんなで「Thank you」じゃないよ”とガラ悪く思ったり、自分のこのままのテンションじゃ、
この後にくるであろうABORT//CLEARをどう聴けばいいんだろう、という想い等、いろいろグルグル。
したらさ、「Thank you」、言わなかった。
正直だ、と思った。
Thank youを言わず、ABOAT//CLEARもやらず、また袖に。
こういう雰囲気でアンコール、ここで呼ぶのは自分の意に反する、西川くんがそういう気持ちなんだったら、
もうこのまま終わっちゃってもいい、けど、、、もう自分がどうしたらいいかわからない。
でさ、悶々としたままアンコール。
西川くん、鬼コーチの如く煽って煽って声出させる。
すっかりしょぼくれた自分の気持ちもこの無理矢理具合に火つけさせられた。
西川くんの強行手段にうまく乗せられ、食らいついてくぜとばかりに。
そして、淳士コールと同じリズム(ダ・ダ・ダダダ、ダダダダ、!!)でマイクを手で叩き勢いつけて…ABORTへ。
自分のフィルター越しの感想なのでホント勝手に書いてるだけだけど、
ABORTで西川くんも客席も同等にやりあってるように見えた。
本編が決して盛り上がってなかったわけじゃない、けど、さっきまでの火に油が注がれたようだった。
日替わり曲は、大方の予想では順番的にも関東最後ということシチュエーション的にもHEART OF SWORDだったんじゃないかな。
でもABORTの後、西川くんがメンバーや袖のスタッフに何か伝えてる。
せっかくついた勢いをここでゆるめるわけにはいかない、ということかと思い、じゃあWHITE BREATHか?
と思ったらビンゴ。
マイクを手に取り、マイクスタンドを荒く放り投げる。
あのスタンドが一回転してスナオさんにぶつかるのではと焦る。
更に、水、投げる投げる投げる。
プラスチックのコップがいくつか乗ったお盆をそのまま客席にひっくり返す。
その後躊躇せずにお盆も客席に投げつける。恐くて、2階で後ずさりした。それでも足りず、スナオさんのペットボトルの水も撒く。更に柴さんのペットボトルも取りに行って撒き、そのまま客席に投げ込む。無理矢理な勢いに対し、自分も無理矢理な勢いで泣きそうになりながらぶつけまくる。腕も頭も飛んでいきそうだった。
更にWHITE BREATHの後、本来一旦下がってから最後のアンコールでWeb of NightとLIGHT MY FIREにするはずのところを、手でサッカーのメンバーチェンジを表すような仕草をして曲の変更を訴え、テンション保ったままWeb of Nightに突入。改めて思うと、新曲らしからぬ荒々しい使われ方をしたWeb of Nightだったな。この日が初聴きだった人にとっては、怒涛の勢いに巻き込まれ〜のまま(笑)
神奈川2Daysは確かにいいライブだった。でもあれはちょっと特別で、でもそれを知ってるからこれが許せなかったんだろうかな。
いや、それをいうなら市川1日目もこうやってくれてよかったと思うんだけど。
…まぁ、わからないけど、市川両日をひっくるめてここで落とし前つけたように思えて、
それはそれで良かったかなとは思う。
一旦この区切りでカツ入れて。いっそ清々しかったとも思えつつだけど、
関東がこれで終わりというのは気がおさまらないというのも思わなくもない。
自分の参加ライブがこれで終わりだったら、もう1回行きたくなるだろうな。
その日のライブはそこで完結だからリベンジとかそういう問題じゃないけど、
ここで火つけられたまま終われない。。。
しかし、こんな攻撃度(?)の高い行為に出るのは西川くんらしさでもあるけれど、
このリスクを犯せるのは私たちにはここまで言っても大丈夫という繋がりを確信してくれているか、
もしくは期待してのことであるだろうかな。
こんな言葉選びややり方、商業的には危険だもん。
それをわかっているうえでの、西川くんらしさ。か?(?)
・・・こんなライブのやりとりで、良くも悪くも更に宗教色を強めてるのは他でもない西川くんで(笑)。
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結局は肯定で〆かよ!みたいな突っ込みを自分にするわけだけど、
こうやってグルグルしつつも戻ってこられてなきゃこのサイトだって続いてないし、
この突込みを入れられなくなった時はココも閉じてる。
いつも同じじゃないかってのは幸せな事よ。
自分が好き勝手書いてるものの、こういうのって人それぞれ全然意見が違うと思うので、
他の人の意見は疲れるから見たくない(笑)。なので、これもサラッと、ヘェーと。